ブレスセラピー・ガイド2:町の按摩さん.com

ブレスセラピー・ガイド2

 

  1. ブレスセラピー・ガイドについて はじめに パートナーを組む
  2. 投影と受容 カタルシス アウェアネス ブロック
  3. 呼吸による意識の変化 呼吸のイメージ
  4. Yes-Breathing Yes, but-Breathing 観る

 

 




2.投影と受容

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投影の中で生きている自分に気づき、受け入れる。

  • 投影
    人は、自分の中にあるものを無意識のまま外部(他人や社会など)に投影し、外部を通して生きようとしているので、どこで誰とどの様に生きていても、自分の内部の質を投影し続けている限り同じことが繰り返される。
    たとえぱ、自分の中の善悪を他人に投影しているが、これは自分のエネルギーを無駄に他人に渡してしまうことである。
    これに気づき全ての投影を取り戻すことは、他人にあげてしまったエネルギーを自分に引き戻し、再続合することである。
    また、自分の貴任を取ることでもある。
    そうすると、信じられない程の量のエネルギーが自分に還ってくる。

    肯定的で良いイメージの投影(あの人は美しい、優しい、素敵だ…など)をしている時に受け入れることは比較的簡単だ。
    なぜなら、実は自分の中にある素晴らしいものを他人に投影しているのだと気づくことだからだ。
    それに比べると否定的投影(あの人は意地悪だ、嫉妬深い、図々しい…など)を引き戻していくことは難しい。
    しかし、両方とも同じ様に大切であり、自分自身の全体性を取り戻すことにつながっていく。もし、誰かの人格の一部を否定している時は、自分自身の一部も同じ様に否定していることに気づく。

  • 受容
    判断を超え、あるがままを見て、何も否定することなく、かと言って深刻にならずに、受け入れていく。
    ある意味で、瞑想中に起こる状態である。
    ブレス・セラピーで、他人をケアしている時、自分の投影に気付き、パートナーやグループのメンバー、部屋やリーダーなどに対する投影を自分に引き戻していくことは、楽しいし助けになる。

 

3.カタルシス


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抑圧されたエネルギーが開放されること。
素晴らしい体験だが、しばしぱ自分自身から逃げようとするマインドが偽のカタルシスを作り出す。
本当のカタルシスにはセンターがあり、深い呼吸をともなう。
もし吐く息が止まっていたら、その人は自分自身とのコンタクトをしていない。

 

4.アウェアネス

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ブレス・セラピーで一番大切なことは、カタルシスでもエネルギーの表現でもなく、アウェアネス(気づき)である。
アウェアネスが起こる前には大抵カタルシスが起きるが、呼吸している人が自分の感覚や感情に気づいているかどうかが重要である。
もしカタルシスをしている内に無意識に陥ってしまったら、意識を呼吸に戻さなければならない。

 

5.ブロック

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抑圧されたエネルギーが体にブロックを作り出す。
ブレス・セラビーでは、呼吸することによってこのブロックに働きかけていく。
ブロックに触れた時、動いたり声で表現したりパートナーにマッサージをしてもらったりすることで開放できるが、ブロックを見ようとせずに逃れようとしてもがいたり暴れたりすることがよくある。
このようにブロックが強い場合は、パートナーがその場所を手で優しく、だがしっかりと固定してあげると、ブロックを強烈に意識することができ、ブロックを開放する助けになる。

  • ブロックの溶解
    パートナーによって固定されたブロックをダムのイメージでとらえて、エネルギーを海のイメージでとらえると、呼吸によってエネルギーが増加し海は満ちていき、やがて津波のようにあふれ出し、ダムはこわれ始めていく。
    …と言うより、とけていくという感じに近い。
    リラックスが起きた時にこれを感じることが多い。
    とても静かに起こるため、何も起こらなかったかの様に感じるかもしれないが、これも素晴らしい体験である。