Kindle本を無料(0円)販売する

PC専用ページはこちら 

Kindle本を無料(0円)販売する

プライスマッチ

基本的にAmazonではKindle本は最低価格約100円で販売出来ますが、無料(0円)で販売することは出来ません。
でも、Amazonで無料(0円)のKindle本はよく見かけますよね。
これは、Amazonには「プライスマッチ」というポリシーがあるためで、それを利用すると無料で販売出来るようになります。
ちょっと手間がかかりますけど。

ともあれ、「プライスマッチ」とはどのようなものなのか、Kindle ダイレクト・パブリッシングのヘルプ「価格設定」の「1.ロイヤリティ」─「D. 競合他社との価格整合性」を見てみましょう。

・D. 競合他社との価格整合性
"価格の整合" または "プライスマッチ" とは、ある電子書籍の電子版または印刷版が他の販売チャネルで販売されている場合にその販売価格と整合させるため、またはいずれかの販売可能地域で Amazon が電子書籍の印刷版に設定している販売価格と整合させるために、Amazon が 1 つ以上の販売可能地域において希望小売価格よりも安い価格 (税抜き) で電子書籍を販売することを意味します。

難しく書いていますが、要するにAmazon以外の販売サービスで無料販売している(電子)書籍であれば、Amazonでも同じく無料で販売出来ますよ、ということです。

実際にはどうするかというと、無料販売が可能な楽天ブックスで電子書籍を無料販売し、次にAmazonでKindleを出版申請をしして出版、その後Amazonサポートへプライスマッチの適用をお願いする、という流れになります。
無料販売するのは楽天ブックス以外でもよいと思うのですが、これまでぼく自身はプライスマッチ申請に楽天ブックスしか利用したことがないです。

 

楽天Koboライティングライフで出版

楽天ブックスで電子書籍を出版するには、楽天会員であればそのアカウントで楽天Koboにログイン出来ます。
楽天会員でない方は、新たに楽天会員登録することになります。

楽天Kobo:ログイン
楽天会員登録

楽天での出版は以下の流れになります。

1.作品の詳細情報を入力
2.作品データを入稿(EPUB3のアップロード)
3.出版権(DRM)、出版地域を確認
4.価格を設定

最後の価格設定を0円に設定すれば、晴れて無料出版申請は終了です。
AmazonでのKindle本出版よりサクっと簡単に済みます。
と、申請は簡単なのですが、実際に出版されるまで1日以上2日前後かかったりしますw
(Amazonでは、早いと1時間くらい、大抵は数時間~1日以内)

 

Amazonで出版→プライスマッチ申請

あらかじめAmazonでも最低価格で出版申請を行っていてもよいですが、楽天ブックスで無料販売が開始されたら、Amazonでも出版申請を行います。
無事にAmazonで出版が実施されたならば、速攻でサポートにプライスマッチのお願いをしましょう。

KDPについての質問のお問い合わせ

上記ページ左にある「カテゴリ」から「出版」→「本の価格設定」と進み、適当な件名を記入し、内容欄にはプライスマッチ適用のお願いと、楽天ブックスで無料販売している書籍名と販売書籍ページURLを明記したメッセージを送信します。

Amazonから『小売価格は Amazon 独自の判断で決定させていただいておりますが、お客様のご意見は可能な限り尊重させていただきます。』というメールが届き、数時間から1日前後(場合によりそれ以上かかる事も)で価格が0円になります。

Amazonで実際に出版開始してからのプライスマッチ申請になるので、それが承認されるまでは設定した価格で販売されていることになり、ちょっと理不尽な気もしますが・・・。
とはいえ、Kindleダイレクトパブリッシングの「本棚」で該当書籍の「アクション」を「販売停止」にしてしまうと、Amazonさんが価格を0円に変更出来なくなるので、生じるタイムラグは致し方ありません。涙)