2009/06/23
ゆっくりと長く走り続けるLSD(ロング・スロー・ディスタンス)というトレーニング法があります。
特に決まりはありませんが、ハーハーと息が切れない有酸素運動のレベルで、一般に90分以上走り続けるトレーニングを、LSDと呼ぶことが多いようです。
LSDを行うと、それまで使われていなかった毛細血管に、血液が流れるようになります。
人間の身体には、隅々まで毛細血管が張り巡らされていますが、使われないまま休眠状態にある毛細血管がたくさんあります。
LSDを行うとそこに少しずつ血液が流れるようになるのです。
ランナーが走るときには、肺で血液中に酸素を取り込み、その酸素を筋肉に送って、エネルギー源を燃焼させます。
つまり速く走るためには、たくさんの酸素を筋肉に送り込める能力が必要なのです。
インターバルトレーニングのようなスピード練習を行うと、心臓や肺の機能が高まります。
しかし、使える毛細血管が少なければ、いくら心臓や肺の機能が高まっても、筋肉に届けられる酸素の量はあまり増えません。
苦しんだ割に記録は伸びない、という結果に終わってしまうわけです。
その点、LSDを行うと、それだけでも筋肉に送られる酸素の量が増えます。
つまりゆっくり走るトレーニングで、速く走れるようになるのです。
2009/06/23(2)
昨日は雨の中、お出掛け途中に傘を差しながらちょこちょこスロージョギング。
が、まだ体が慣れないらしく、何度も徒歩に変更。
51歳、特に運動らしい運動をしてこなかった体は、かなりなまってるのかも。
で、本日。
いいお天気ですね。(^^)
買い物がてら、遠回りしてのスロージョギングです。
1、2度徒歩に切り替えたものの、あとはず~っとスロージョギングで行けました。
楽しいですねぇ。
人目があるところは、普通に小脇で肘を曲げた、いわゆるジョギング風姿勢。
人目がないところでは、両手をダラリと降ろしたノーガード姿勢。
両手をダラリと降ろすと、上半身、特に胸やお腹が弾むのが感じられます。
全身が緩んでいくようで、かなり楽しいです。
なんとなく、カトちゃんケンちゃんの「ヒゲダンス」的。
思わず、「ヒゲダンス」のリズムを口ずさんでいたりして。(^^;
慣れてくると、ついつい余計なチャレンジをしたくなるのですが。
今後も何か楽しいアイデアを試してみましょう。
2009/06/24
「ためしてガッテン・脳いきいきダイエット 超らくジョギング革命!」では、スロージョギングで脳の体積が増加するという解説もありました。
米国イリノイ大学で行われた研究で、ジョギング等の有酸素運動を続けたグループに前頭葉と側頭葉の一部、とくに記憶と意欲にかかわる部位の体積が増加したことが確認されたとか。
ここで行われたのは半年間の60代~70代の被験者による、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動グループと、ストレッチ等の非有酸素運動グループとの比較でした。
・Aerobic Exercise Training Increases Brain Volume in Aging Humans -- Colcombe et al. 61 (11) 1166 -- Journals of Gerontology Series A Biological Sciences and Medical Sciences
http://biomed.gerontologyjournals.org/cgi/content/full/61/11/1166#F01
(※現在はユーザー登録しないと読めないようです)
上記ページがその研究のソースになると思いますが、英語なのでちゃんとは理解出来ません。(^^ゞ
ともあれ、実験結果のMRI画像が下。