1時間越えのスロージョギングを1週間ほど試してみた結果。
「なにか違うゾ」と思いはじめた訳ですが。
一体、何が「違う」と感じたのでしょう。
それは、そもそもスロージョギングに惹かれた動機から逸脱している、ということなのでした。
1時間越えのスロージョギングを続けていると、確かに走るにつれて動いている体の感覚や疲労感が変化していくのを味わう愉しさがあります。
「そろそろ体内のグリコーゲンが切れてきたんじゃないか」という想像とともに、それを越える運動を継続することで「体力がつくに違いない」という欲深な気持ちもあったりし。
なんだかとっても鍛錬的行為をしている自分を発見したりした訳で。
それは当初の目的ともぼくの好むやり方ともまったく違う行為なのでした。
1時間以上の時間を設定、想定する時点で、微妙に、これは本当に微妙なのですが、ぼくの愛するスロージョギングの無時間性が壊れだすのです。
そして、微妙に走るスピードも速くなっちゃいます。
これはあくまで個人的感触なのですが。
無時間性が壊れ、スピードが速くなると、微妙に緊張感が体に生じます。
これはとっても小さなものなのですが、その蓄積は大きな結果として返ってきます。
実際、日中の疲労感や眠気、筋肉痛が出てきました。
ジョギングな人やランナーを目指すのであれば、それを受容しつつ継続することで、身体能力をアップさせることになるのでしょうが……。
という訳で、早朝40分コース、だらだらスロージョギングに切り替えて数日経過。
緩んだ全身が弾むのを味わいつつ、鳥さんたちを眺め、町の空気を存分に味わいながら、だらだらとスロージョギングするのはしあわせです。(^^)
ちなみに、ついつい無時間性を壊してちょっと速めになった状態を、ぼく的にはスローな「ジョギング」と名付けています。
これは、見た目はちょっと恥ずかしい程度の遅い「ジョギング」です。
走る歩幅は、大体二足分以上空いた歩幅。
それに対して、ぼく的正統だらだら「スロージョギング」は、歩幅が1足分以内の歩幅です。
この歩幅だと、見た目「何やってるの? あのおじさん」的ちょっと恥ずかしい、ぼく的正統だらだら「スロージョギング」になります。