11.肩を上げる

基本



●動診
┌右の肩を上げる
└左の肩を上げる


●姿勢
仰向けで両膝を立てる


●ポジション
相手の頭の方に膝をついて、両肩に手を置く


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●説明
[支点]肘で床を押すように→[意識付け]肩を→
[方向]天井に向かって、ゆっくりと持ち上げて下さい


●誘導
肘で床を押し込むように、肩をゆっくり持ち上げて→
胸をそらせるように→首も→腰も→足もうごいていいですよ


このうごきは人によってはかなり難しいようです。
もしうごきにくそうだったら、無理をして操法を行なう必要はありません。
とにかく"気持ちよく"うごける操法を行なって下さい。
相手にとって難しいうごきでも、一度操者が他力的にそのうごきをつくってあげたり、見本を見せてあげると楽にうごける場合があります。


この操法でも必ずしも両膝を立てる必要はありません。
違ったうごきにはなりますが、両足を伸ばした状態でもOKです。








応用1 片側だけの動診



○動診
┌右(左)の肩を上げる
└右(左)の肩を下げる


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○肩を下げる時のポジション
相手の頭の方に膝をついて、肩の下に手を差し入れる


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○肩を下げる時の説明
[意識付け]肩を(肩甲骨)→[方向]床の方へ下げて下さい





応用2 両側同時に行なう動診



○動診
┌両方の肩を同時に上げる
└両方の肩を同時に下げる


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○上げる時の説明
[意識付け]両肩を→[方向]下へ(天井に向かって)→
[イメージ]胸をすぼめるように→ゆっくり上げて下さい


○下げる時の説明
[意識付け]両肩を→[方向]下へ(床に向かって)→
[イメージ]胸をそらせるように→ゆっくり下げて下さい


○誘導
足の『つま先をそらせる』操法の「両側同時につま先をそらせる」を参考にして下さい。