このページ以降のテキストは、古いテキストをそのまま転載したものです。

本来なら加筆修正したい部分がかなりあるのですが、現在そこまで手が廻らないので、誰かの参考になればと思い「とりあえず転載」というカタチにしておきました。

6.用語の解説


動診
┌○○○○○○
└○○○○○○ 
上の動作と下の動作の比較。
この後にやりやすい快方向への操法へ移っていきます。

姿勢
相手の人(患者)のとる姿勢。

ポジション
操者の位置するポジション、および抵抗をあたえる部位。

説明
実際にこれからどのようにうごくのか、相手に対する説明です。
この説明をキッカケとして相手はうごき始める訳ですから、できるだけ具体的に、相手の人の中で「うごきのイメージ」がつかめるように心がけて下さい。
人によっては『力力ト』と言っても具体的にからだのイメージがつかめない人が
います。
そのような時の為に、『説明』の中で具体的なからだの部位の名称を言う場合、その部位をさわってあげるのがよいでしょう。
例えば『力力トは床につけたまま』と言いながら、手で相手の力力トに触れるというようにしてみて下さい。

誘導
『説明』の後、実際にうごき始めたら操者は『誘導』してゆきます。
慣れない内はこのテキストで挙げているように、あるパターンを追って誘導してもいいのですが、最終的には『誘導』は操者が思ったり、イメージしたように誘導するのではなく、相手の人のうごきの可能性を引き出すものにするよう工夫して下さい。

うごき始め、連動してゆき、百人いたら百通りの連動の仕方があります。
そしてその百通りもまた日によって、状況によって違います。
そこで『操者がフィードバック装置になる』つもりで誘導するのはとても助けになります。
それは、相手の人のうごきをただ言葉に出して言うだけでいいのです。

例えば足の『つま先をそらせる』操法で『説明』の後うごき出します。
つま先がそり始め、腰が少しうごき始めたとします。
その時操者は『そう、腰もうごいていいですよ』というように、相手のうごきをフィードバックしてあげるのです。

ポイントは

『相手のうごきの肯定』
『無意識のうごきを意識化してあげる』