12.腕を倒す

基本



●動診(片側だけの動診)
┌下の方に腕を倒す
└上の方に腕を倒す


●姿勢
仰向けで両膝を立てる


●ポジション
相手のからだの横に位置し片手を手首に、片手を肘に添える。
(手首=抵抗、肘==支え)


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○下に倒す場合の説明
 [支点]肘は床につけたままで→[意識付け]手首を→
 [方向]下の床に→ゆっくり倒して下さい


○下に倒す場合の誘導
 手首を下の床につけるように倒して→肩が上がっていいですから→
 首も→背中も→腰や膝もうごいていいです




□上に倒す場合の説明
 [支点]肘は床につけたままで→[意識付け]手首を→
 [方向]上の床に→ゆっくり倒して下さい


□上に倒す場合の誘導
 手首を上の床につけるように倒して→胸を広げるように→首も→
 専科やお腹が気持ちよく伸びるように→腰や膝もうごいていいです


この操法のうごきは「肩を上げる」や「手首をそらす」と類似したうごきになります。
この操法で上と下のバランスがなかなか取れない場合、二つの操法のいずれか(または両方)をやるとバランスが取れることが多いようです。
逆に例えば「肩を上げる」操法でバランスが取れない時、この「腕を倒す」操法を用いるのも一つの方法です。





応用1.左右の動診



○動診
┌右の腕を下に倒す
└左の腕を上に倒す


◎動診
┌右の腕を上に倒す
└左の腕を上に倒す

説明、誘導は「基本」と同じです



応用2.両側同時に行なう動診




○動診
┌両側の腕を同時に下に倒す
└両側の腕を同時に上に倒す