参考図書
操体法=橋本敬三先生、と言っても過言ではないです。
操体法を探求するにあたって橋本先生の存在は欠くことの出来ないものです。
術に溺れず、常に橋本先生に戻りたいものです。
※現在インターネットで購入可能な操体法本(古書も含む)のリストを作成しました。
日本で発刊された操体法本やビデオ・DVDのほとんどが網羅できていると思います。
こちらも参考にしてみて下さい → ・操体法図書室(10/09/01更新)
操体法 |
からだの設計にミスはない
たにぐち書店
¥ 3,150 (税込) |
・からだの設計にミスはない
橋本 敬三 (著)
必読書。
操体法の古典といってよいと思います。 |
写真
図解 操体法の実際 (健康双書ワイド版)
農山漁村文化協会
¥ 1,700 (税込)
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・写真 図解 操体法の実際
茂貫 雅嵩 (著), 橋本 敬三
実技に関する操体法の古典。 |
生体の歪みを正す―橋本敬三論想集
創元社 |
・生体の歪みを正す―橋本敬三論想集
橋本 敬三 (著)
橋本先生の論文多数掲載。
既に絶版なのでしょうか、書店に在庫がありません。
古本はあるようですので、操体法治療家を志す人は是非とも入手して下さい。 |
誰にもわかる操体法の医学
(健康双書ワイド版)
農山漁村文化協会
¥ 1,550 (税込) |
・誰にもわかる操体法の医学
橋本 敬三 (著)
上記論文集が手に入らなければ、こちらだけでも手許に置いておきましょう。 |
操体法治療室―からだの感覚にゆだねる
たにぐち書店
¥ 2,100 (税込) |
・操体法治療室―からだの感覚にゆだねる
三浦 寛 (著), 今 昭宏 (著)
橋本先生著および監修本の他では、推薦する唯一の本です。
特に中におさめられている「温古堂ものがたり」は、操体法の空気を知る必読のものがたりです。 |
解剖学の基本的な教科書だけでも複数冊持っておくと良いと思います。
また、筋肉に関しては是非とも一度模写してみることを勧めます。
ぼく自身もやったことですが、筋肉等を模写をすることで患者さんに触れている場所やその周囲の筋肉が視覚イメージとして浮かんで来るようになります。
ここでは立体的に解剖が理解出来るように、基本的解剖学書ではないものを挙げておきます。
解剖 |
図解四肢と脊椎の診かた
Stanley Hoppenfeld (著), 首藤 貴 (翻訳)
医歯薬出版
¥ 5,460 (税込) |
・図解四肢と脊椎の診かた
豊富なイラストとともに、各関節や筋肉、骨、軟部組織の触診の仕方、各種検査法まで掲載。
特に触診の際の立体的透視的解剖イラストは、身体理解の為の強力な学習素材になります。 |
筋:機能とテスト―姿勢と痛み
西村書店
¥ 7,875 (税込)
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・筋:機能とテスト―姿勢と痛み
身体運動を理解する上で、徒手筋力テストによる個々の筋肉の作用を知ることは非常な助けになります。
また、多角的に解剖を理解出来るでしょう。
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クリニカルマッサージ―ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック
医道の日本社
¥ 5,460 (税込) |
・クリニカルマッサージ―ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック
実際にマッサージしている際の透視図的解剖図があり、施術中に自然と触れている箇所の視覚イメージが浮かぶと思います 。 |
「心」や「気持ち」、「想い」というと、実感を伴わない「考え」や「思考」も含まれることが多いです。
というよりも、ほとんどの人がこれらを混同してとらえているように思います。
本来、実感ある「気持ち」や「想い」は明らかな体感覚であり、「考え」や「思考」とは次元を異にするものです。
心身一如の"からだ"を扱う手技療法家には、是非ともこの違いを理解してほしいと思います。
私たちが働きかけるのは、患者さんの「考え」や「思考」ではなく、実感ある「気持ち」や「想い」を含む"からだ"なのだと意識していたいです。
この違いを明確に理解させてくれるのが「フォーカシング」です。
体感覚として「気持ち」や「想い」が理解出来れば、理解した瞬間に変化ははじまりますし、その感覚としての滞りをどのように扱うかには無限の可能性があります。
「フォーカシング」の基本はものすごく単純ですが、単純ゆえにその感覚、コツを掴むのは難しいかも知れません。
専門書を読んでも今ひとつ感覚がつかめませんでしたが、とある雑誌(既に廃刊)に掲載されていたマンガ解説を見てあっけなく理解出来た経験があります。
ここでは基本的古典ともいわれる「フォーカシング」開発者自身による一般向け技法解説書と、参考までにマンガによる解説書をあげておきます。
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